今回紹介するチームは、イタリアのトップリーグセリエAで活躍するユベントスFC。
世界トップレベルのクラブであり、日本のスマホアプリで有名なサイゲームズがスポンサーになっていた時期もあるので知っている方は多いかもしれませんね。
今年からセリエAを見ようと思っている方でも分かりやすいように、所属選手や監督、チームの戦術的特徴や不安要素を超簡単に解説します。
注目選手も紹介しているので、その選手を中心に見れば試合が楽しめるはず。
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ユベントスFC
ユベントスFCは1897年にイタリアのトリノにて創設、現存する中で2番目に古いプロサッカークラブです。
国内リーグ(セリエA)と国内カップ(コパ・イタリア、スーペルコパ・イタリアーナ)で最多の優勝回数を誇り、チャンピオンズリーグも2回獲得。
特に2010年代の活躍は目覚ましく、2011‐12シーズンから2019‐20シーズンでセリエA9連覇やチャンピオンズリーグ決勝戦へ2度出場しています。
チームの愛称は、ユニフォーム配色からとった『ビアンコネーロ(イタリア語で白と黒)』や『老貴婦人』が有名です。
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【本拠地】
イタリア:トリノ
アリアンツ・スタジアム
【創設】
1897年
【所属リーグ】
セリエA(イタリア1部リーグ)
【主要獲得タイトル】
・セリエA:36回(最多)
・UEFAチャンピオンズリーグ:2回
・コパ・イタリア:14回(最多)
・スーペルコパ・イタリアーナ:9回(最多)
昨季の成績と今期の目標
【昨季の成績】
・セリエA:7位(62p)
(22勝6分10敗56得点33失点)
※カンファレンスリーグ出場権獲得
・コパ・イタリア:ベスト8
・チャンピオンズリーグ:グループリーグ敗退
・ヨーロッパリーグ:ベスト4
昨季は財務違反のペナルティでリーグ終盤に勝点を10pマイナスされてしまった影響もあり、セリエAは7位でフィニッシュ。
カップ戦でも決勝の舞台へ進むことができず、2シーズン連続の無冠という不本意な結果になってしまいました。
【今季の目標】
最大目標:セリエA優勝
最低目標:チャンピオンズリーグ出場権獲得
チャンピオンズリーグへの出場権がない今季は、セリエA優勝が最大目標となるでしょう。タイトルという獲得だけを考えれば、コパ・イタリアの方が可能性が高いですがリーグ戦を重要視する可能性が高いです。
しかし、昨季の状況を考えるとセリエA優勝は難しいと言わざる負えません。セリエA優勝が叶わない場合は、4位以内にフィニッシュしてチャンピオンズリーグ出場権を獲得することが至上命題となるでしょう。
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所属選手
登録 | 選手名 | 背番号 | 歳 | 身長/体重 | 昨季成績 |
GK | シュチェスニー | 1 | 33歳 | 195cm 84kg | 28試合 0得点 |
ペリン | 36 | 30歳 | 188cm 77kg | 11試合 0得点 | |
ゴーリ | – | 27歳 | 190cm 75kg | 32試合 0得点 | |
ピンソーリオ | 23 | 33歳 | 192cm 72kg | 0試合 0得点 | |
CB | ブレーメル | 3 | 26歳 | 188cm 82kg | 30試合 4得点 |
ダニーロ | 6 | 32歳 | 184cm 77kg | 37試合 3得点 | |
ガッティ | 4 | 25歳 | 190cm 84kg | 18試合 0得点 | |
ヴィンター | – | 21歳 | 191cm 78kg | 14試合 0得点 | |
ルガーニ | 24 | 28歳 | 188cm 78kg | 9試合 0得点 | |
ボヌッチ (C) | 19 | 36歳 | 190cm 82kg | 16試合 1得点 | |
RSB | デ・シーリオ | 2 | 30歳 | 183cm 74kg | 17試合 0得点 |
LSB | カンビアーゾ | – | 23歳 | 181cm 68kg | 32試合 0得点 |
ペッレグリーニ | – | 24歳 | 178cm 72kg | 7試合 0得点 | |
A・サンドロ | 12 | 32歳 | 181cm 66kg | 25試合 0得点 | |
フラボッタ | – | 24歳 | 187cm 70kg | 22試合 0得点 | |
CM | ラビオ | 25 | 28歳 | 188cm 71kg | 32試合 8得点 |
ファジョーリ | 44 | 22歳 | 178cm 70kg | 26試合 3得点 | |
ロカテッリ | 5 | 25歳 | 180cm 70kg | 32試合 0得点 | |
マッケニー | – | 24歳 | 185cm 84kg | 19試合 0得点 | |
ザカリア | – | 26歳 | 190cm 80kg | 7試合 0得点 | |
ロベッラ | – | 21歳 | 179cm 66kg | 25試合 1得点 | |
ポグバ | 10 | 30歳 | 191cm 84kg | 6試合 0得点 | |
ミレッティ | 20 | 19歳 | 179cm 65kg | 27試合 0得点 | |
アルトゥール | – | 26歳 | 171cm 73kg | 0試合 0得点 | |
ガビーリア | – | 23歳 | 180cm 71kg | 12試合 1得点 | |
LM | コスティッチ | 11 | 30歳 | 184cm 82kg | 37試合 3得点 |
OMF | イハッターレン | – | 21歳 | 183cm 75kg | 0試合 0得点 |
RW | T・ウェア | 22 | 23歳 | 185cm 66kg | 29試合 0得点 |
スーレ | 30 | 20歳 | 176cm 71kg | 13試合 1得点 | |
LW | キエーザ | 7 | 25歳 | 175cm 70kg | 21試合 2得点 |
ジュニオール | 43 | 19歳 | 182cm 71kg | 12試合 1得点 | |
アケ | – | 22歳 | 177cm 70kg | 14試合 3得点 | |
ピアツァ | – | 28歳 | 186cm 83kg | 17試合 0得点 | |
CF | ヴラホビッチ | 9 | 23歳 | 190cm 75kg | 27試合 10得点 |
ケーン | 18 | 23歳 | 182cm 72kg | 28試合 6得点 | |
ミリク | 14 | 29歳 | 186cm 78kg | 27試合 7得点 | |
ジョルジ | 21 | 21歳 | 182cm 64kg | 0試合 0得点 |
移籍情報
【加入】
- ティモシー・ウェア[リール]
- ファクンド・ゴンザレス[バレンシアB]
【退団】
- デヤン・クルゼフスキ[トッテナム]
- デニス・ザカリア[モナコ]
- ラドゥ・ドラグシン[ジェノア]
- アルトゥール・メロ[フィオレンティーナ/ローン移籍]
- フィリッポ・ラノッキア[エンポリ/ローン移籍]
- フアン・クアドラード[インテル/フリー移籍]
- レオナルド・ボヌッチ[ウニオン・ベルリン/フリー移籍]
- アンヘル・ディ・マリア[ベンフィカ/フリー移籍]
- ルカ・ペレグリーニ[ラツィオ/ローン移籍]
- ニコロ・ロヴェッラ[ラツィオ/ローン移籍]
- コニ・デ・ウィンター[ジェノア/ローン移籍]
- マルコ・ピアツァ[リエカ]
- マーレイ・アケ[ウディネーゼ/ローン移籍]
- ステファノ・ゴーリ[モンツァ/ローン移籍]
- ファクンド・ゴンザレス[サンプドリア/ローン移籍]
- ジャンルカ・フラボッタ[バーリ/ローン移籍]
- カイオ・ジョルジュ[フロジノーネ/ローン移籍]
- エンソ・バレネチェア [フロジノーネ/ローン移籍]
- マティアス・スーレ[フロジノーネ/ローン移籍]
- モハメッド・アミン・イハッタレン[未定]
フォーメンション
基本フォーメーション(3-3-2-2)
ユベントスの基本フォーメーションは3-3-2-2(DF3人、守備的MF3人、攻撃的MF2人、FW2人)。
ユベントスの戦術的特長
ユベントスの戦術的特長について紹介します。
個の力を重視
現在監督を務めるアッレグリは、個の力にフォーカスした戦術が得意。
チーム戦術はもちろんありますが、どうすれば個人が生きるかをベースに戦術が組み込まれています。
運べるDF
ユベントスのDF陣は、ブレーメルを始めとしたボールを前に運べる選手を揃えています。
元々サイドバックであるダニーロをセンターバックで起用するなど、攻撃にも参加できる選手がDF陣に多いのが魅力です。
低い位置から攻撃を仕掛けていくことができるので、分厚い攻めをすることができます。
ユベントスの戦術的不安要素
ユベントスの戦術的不安要素について紹介します。
ディ・マリアの退団
先ほどユベントスの戦術は個の力にフォーカスしていると紹介しましたが、その中でも局面を一人で変えることが出来たのがディ・マリアでした。
年齢もあり昨季も出場時間はそれほど多くなかったディ・マリアですが、硬直した試合の流れを変えたのはいつも彼。
ディ・マリアの退団により、一人で試合を変えられる選手はキエーザ位にでしょうか…。
ただ、キエーザも怪我してからパフォーマンスにムラが出てしまっています。また、ディ・マリアほど周りを使えないので彼の退団は大きな影響を与えるでしょう。
アッレグリはスロースターター?
9連覇時に監督を務めた際は、5年間で5度のセリエA優勝と4度のコパ・イタリア優勝を果たすなど名伯楽ぶりを見せていましたが、復帰してから2シーズンで未だ無冠。
色んな要因があるためアッレグリだけの問題ではありませんが、彼のチーム作りが一つの原因となっているでしょう。
アッレグリのチームは、シーズン序盤から好調を維持するというよりは中盤までは試行錯誤をして後半で一気に調子を上げてきます。
数年前のセリエAはユベントスの実力が抜きに出ていたのでひっくり返せていましたが、現在のセリエAは毎年優勝者が変わる実力伯仲のリーグへとなりました。
今期もリーグ終盤までベストの戦術が定まらない状況であれば、難しいシーズンになると予想します。
注目選手
ユベントスの注目選手はこちらの3名
- フェデリコ・キエーザ
- ラビオ
- ティモシー・ウェア
フェデリコ・キエーザ
キエーザは、体の強さとスピードを兼ね備えた世界トップレベルのドリブラーです。
ウイングと呼ばれる攻撃的なサイドのを主戦場としており、前への推進力が強くどんどん進んでいくのでサッカーに詳しくない方が観ても面白いと思える選手。
また、攻守の切り替えも良く取られたらすぐに取り返すという気概を感じる気持ちのいい選手でもあります。
ここ数シーズンは怪我の影響もあり、本来のパフォーマンスを観れていないので今季の活躍に期待したいところです。
ラビオ
ラビオは、豊富な運動量と的確なパスでユベントスの中盤を支える攻撃的な選手です。
長短織り交ぜたパスが正確で、スルーパスでゲームの流れを変えるというよりは攻撃の流れ(リズム)を生み出すことが多いです。運動力が豊富で最前線まで上がっていくため、得点力にも期待ができます。
若干守備に不安が残りますが、最近は体も強くなってきたため以前のように簡単に抜かれることはなくなりました。また、同チームにロカテッリという守備面でのフォローがうまい選手がいるためそこまで不安視する必要はないでしょう。
ティモシー・ウェア
今季からユベントスに加入したティモシー・ウェア。
センターフォワードやウイングという攻撃的なポジションを主戦場としており、高い身体能力が武器のストライカーです。
23歳とまだ若い選手で、これまで他を圧倒するような成績を残してはいませんがヴラホビッチの得点力が伸びないだけに彼の得点力に期待したいですね。
父親はミランなどで圧倒的なフィジカルを武器に活躍しバロンドールも獲得した、『リベリアの怪人』ジョージ・ウェア。
父親譲りの身体能力を活かして、親の名前を塗り替えるような活躍に期待しましょう。
ユベントスの復権に期待
ここ数年は、財政問題なども含め混迷を極めるユベントス。
イタリアで国内のリーグ戦・カップ戦ともに最多優勝回数を誇るチームは復権することが出来るのか。
期待しながら今季もセリエAを楽しみましょう。