今回紹介するのは、元Jリーガーで分かりやすい解説が評判の林陵平さん。
プロ選手としては誰もが知る選手ではありませんでしたが、なぜ解説者として有名になることができたのでしょうか。
彼の経歴を魅力とともに紹介します。
選手時代の紹介は若干長めなので、選手時代が興味ない方は「監督業、解説業との出会い」からお読みください。
林遼平さんの魅力
- 圧倒的な情報量
- プロ経験
- 技術+構造で観れる能力
- 丁寧且つ真面目
- 言語化ができる
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林陵平とは?
林陵平さんは、元Jリーガーで2020年に引退後は監督や解説者として各方面で活躍しています。
特に海外サッカーへの造詣が深く、生粋のサッカーマニアでもあるためどんな質問にも返答できる豊富な情報量が特徴。
スポーツ推薦ではありますが明治大学卒であり、現在は東京大学で監督をしているため頭が良く現象を分かりやすく伝えることができる解説者です。
プロフィール
東京都八王子市出身
1986年9月8日(36歳)
186cm/80kg
FW/左足
【プロ成績】
300試合出場/67得点
東京ヴェルディ→柏レイソル→モンテディオ山形→モンテディオ山形→水戸ホーリーホック→東京ヴェルディ→FC町田ゼルビア→ザスパクサツ群馬→引退
【監督歴】
東京大学
A級指導者ライセンス保持
東大ア式蹴球部監督
引退の2ヶ月後に東京大学のサッカー部である、東大ア式蹴球部の監督に就任。
個人のスキルより、戦術を重視するチームにおいてサッカーの構造からアプローチをかけています。
結果は1年目東京都2部に降格、2年目も2部で中位と厳しいですが個人としては大きな学びを得ているようです。
解説者
日本随一の海外サッカーマニアである林陵平さんは、その知識を活かして解説者としても人気。
主にプレミア(イングランドサッカー)やセリエA(イタリアサッカー)の解説をすることが多く、現象の「why?(なぜ?)」を言語化して伝えてくれる分かりやすい解説が人気。
戦術論を語るのではなく、こういう状況だからこうなっているというのが分かるため戦術については分からないカジュアルな視聴者層からの人気も高いです。
林遼平の選手生活
プロ選手としては知る人ぞ知るといった選手であった林遼平さん。
彼はどんな選手生活を歩んできたのでしょうか。
幼稚園時代からプロ志望
4つ上のお兄さんがサッカーをしていたので、林良平さんも自然とサッカーにハマっていったそうです。幼稚園の頃から、プロになりたいと思っていたとのこと。
当初は清水北FCという地域のサッカーチームに所属していましたが、遠足で行ったよみうりランドから見えたヴェルディのサッカーグランドを見て母親にここでサッカーをやりたいと直談判。
めでたく東京ヴェルディスクールに通いだした林良平さんは、スクールで一番うまかったのでセレクションなしでジュニアチームに上がれたそうです。
当時は体が大きくなかったのもあり、何でもできるテクニシャンとしてジュニアチームでも活躍していたとのこと。
中学時代は補欠
活躍できていた小学生時代とは違い、中学時代は地獄の日々。ここで初めての挫折を味わったそうです。
中学3年間はほとんど試合に出れていなかったそうで、あまりに悔しくて途中出場を言い渡されたときに「出たくない」といったことも…。
中学時代はほとんど活躍できていなかった林遼平さんですが、練習には腐ることなくまじめに取り組んでいたとのこと。
活躍だけ見ればユースに上がることは難しい状態でしたが、まじめな姿を見ていた当時の指導者である菊原志郎がサッカーに真摯に向き合う姿勢と両親の身長を見てこの子は絶対大きくなるからと評価しユースに上げてくれたそうです。
結果、ユースでは徐々に試合に出れるようになり得点にもかなりからめるようになったとのこと。
しかし、残念ながらトップチーム昇格はできませんでした。本人もプロで活躍するイメージができなかったので「しょうがない」と思っていたそうです。
明治大学に入学
トップチームに上がれなかった林遼平さんは、明治大学にスポーツ推薦で入学。
ユース出身ということもあり、自信をもって入学するも大学1年のころは試合に出れなかったそうです。ここで初めてサッカーをやめようと思ったそうです。
しかし、プロになる夢をあきらめることはできず本気で悩み私生活を見直すことに…。
3年になるころまでには試合に出ると期間を決め、そこまでに何をしなくてはいけないかを考えた結果「栄養学」にたどりつき、独学で食事を変え筋トレに励むことで動きがシャープになり、2年生の後期リーグから試合に出れるように。
そのままチームの中心選手となり、14年ぶり関東大学リーグ優勝や天皇杯でJチームを破るなどの快挙を成し遂げました。
ちなみに日本代表の長友佑都選手とは、明治大学で同期だったそうです。
ヴェルディでプロデビュー
明治大学で活躍した林遼平さんは、めでたくプロ選手となりました。しかも、所属は古巣の東京ヴェルディ。
1年目から32試合に出場し、6ゴールと新人としては優秀な活躍。
しかし、チームの財政難もあり翌年にJ2に降格した柏レイソルに移籍しました。
降格しても選手が移籍しないと聞いて、1年で昇格できると思い移籍を決めたそうです。
柏レイソルでの1年目前半は出場機会に恵まれず苦しい時期を過ごしましたが、腐ることなく練習が終わった後に毎日30分トレーニングなど努力をし後半戦から活躍。
16戦9ゴールという結果を残し、チームのJ2優勝と昇格に貢献しました。
当時の監督は調子が良い選手を使う方だったので、使われないのは調子が悪い証拠だと努力されたそうです。
※ネルシーニョ監督
2年目の柏レイソルは勢いそのままに、昇格1年目でJ1優勝という快挙を成し遂げますが、林遼平さんは10戦1ゴールと不甲斐ないシーズンとなってしまいました。
翌年、試合に出なければ意味がないと考えてモンテディオ山形へ移籍。
ここで結果を出し、柏レイソル時代の恩師で当時神戸の監督だったネルシーニョから「来年とるから」と言われるも最終節で前十字靭帯切ってしまい話が立ち消えに…。
J1復帰の話が消えてしまい、リンガーハットに車を止めて泣いたそうです。
その後は、水戸ホーリーホックで前田大善と2トップを組みチームの最多得点者。
9年ぶりに復帰した東京ヴェルディでは、昇格プレーオフで入れ替え戦までいく活躍。
町田ゼルビア、ザスパクサツ群馬を渡り歩き2020年に引退しました。
河川敷を走っていた時にふと引退がよぎり、プロになってサッカーをやめようと思ったことがなかったそうなのでそろそろそういうことなのかなとスパっと後悔なく引退できたそうです。
監督業、解説業との出会い
同じく元プロ選手としてメディア出活躍される方は多いですが、内田篤人さんや槙野智章さんなどを筆頭に日本のトップ選手として活躍した選手ばかり。
林陵平さんは長く活躍はしていましたが、主戦場がJ2でありトップ選手とは言えないでしょう。
どのようにして監督や解説者として一定の地位を築いたのでしょう。
東京大学ア式蹴球部
引退後の予定が決まっていなかった林遼平さんですが、サッカーに関わる仕事をして将来的にはJリーグの監督をやりたいと考えていたそうです。
そんな中、現役時代に雑誌に掲載していた戦術コラムを見ていた東京大学ア式蹴球部の強化部より打診があり、セレクションを突破して引退2か月後には監督となりました。
強化部も学生がされているそうです
監督業をすることでサッカーにの観え方が大きく変化。
「トラップがうまい」などの技術を観ていたのが、「ここを攻めたら、ここが空く」といった構造を理解するようになったとのこと。
感覚で伝えるのではなく、言語化して指導することを意識しているそうです。
解説者
日本随一の海外サッカーマニアであり、現役時代から戦術論を語っていた林遼平さんには自然と解説の仕事がくるように。
監督業をすることで学んだ言語化する能力を活かし、分かりやすい解説が人気を博します。
元プロの解説者として活躍していた戸田和幸さんが、コーチ業や監督業が忙しくなり解説者の席が空いたということもあり解説者としての地位も確立しました。
林良平の魅力
引退後すぐに監督業と解説者の二足の草鞋を履き、成功を収めている林遼平さんについて私なりの魅力を紹介します。
サッカーマニア
解説者である前にサッカーマニアである。
これが林遼平さんの大きな魅力であり私たちファンと同じ目線を持っているので、人気が出ているのだと思います。
林遼平さん自身、その点を気を付けているようで解説する試合の所属選手は身長体重まで把握し、そのチームのファンに見える位に情報を入れているそうです。
サッカーが好きだからこそ、そこが苦になっていないのがまた魅力となっているのでしょう。
選手時代にネイマールのユニフォームとガンソの短パンをもらいに相手チームのロッカーまで行ったそうです。
まさにサッカーマニアの行動ですね…。
分かりやすい解説
初心者にでも分かりやすい解説で、戦術的だけど視聴者を置いてきぼりにしない解説も林遼平さんの魅力でしょう。
監督業で言語化を意識されているのが活かされており、「なぜここにスペースができたのか」などといったフォーメーションの構造的な問題も分かりやすく解説してくれます。
戦術的な話をする解説者は多いですが、「why?(なぜ?)」をここまで分かりやすく解説してくれるのは林遼平さんだけでしょう。
林遼平の魅力が分かるコンテンツ
林遼平さんが出演しているおすすめメディアを紹介します。
サッカー実況
林遼平さんの魅力と言えば、やはり解説。
理論派で戦術を語るんだけど、言語化がうまく知的かつ言葉遣いが優しいので誰もが聞きやすいのが特徴。
サッカー初心者でこれから戦術も知っていきたいという方は、林遼平さんの解説を追っかけしてみるのもありかもしれないですね。
教えて!林先生!
DAZNで配信されている「教えて!林先生!」
分かりやすい解説をしてくれる林遼平さんですが、試合解説中は詳しい説明までしている時間がないことが多いです。
なので、実況解説では聞けない深いところまで分かりやすく解説してくれるこの番組はおすすめ。
毎週金曜日にJリーグプレビューショーもしているので、こちらも分かりやすくて面白ですよ。
技術ではなく、構造で観たいなら林遼平
今回は、林遼平さんについて紹介しました。
プロとしてはそこまでの成績を残していないため、知らない人も多いかもしれないですがとても魅力的な方です。
戦術的なんだけど分かりやすく、丁寧な言葉遣いなのでとても聞きやすいですよ。
林遼平さんの魅力
- 圧倒的な情報量
- プロ経験
- 技術+構造で観れる能力
- 丁寧且つ真面目
- 言語化ができる
観て予想して楽しもう
稼げるサッカーのカードゲーム
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選手の活躍がリアルタイムで反映される革新的なシステム
1枚のカードが3200万円で取引されたことも!!
活躍しそうな選手を予想して、セリエAを2倍楽しもう