日本人選手が欧州で活躍することが当たり前になった近年でも、珍しい現象がチャンピオンズリーグのグループEで発生!!
なんと4クラブ中3クラブに日本人選手が所属しており、計7名の日本人選手がしのぎを削るリーグ戦に!!
今回は、多くの日本人選手の活躍を観るために今年からチャンピオンズリーグを見ようと思っている方でも分かりやすいように、所属選手、チームの戦術的特徴や不安要素を超簡単に解説します。
注目選手も紹介しているので、その選手を中心に見れば試合が楽しめるはずです。
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グループD:順位表
順位 | チーム | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 差 | 勝ち点 |
1 | アトレティコ・マドリー | 3 | 2 | 0 | 15 | 6 | 9 | 11 |
2 | ラツィオ | 3 | 1 | 1 | 7 | 5 | 2 | 10 |
3 | フェイエノールト | 2 | 0 | 3 | 8 | 8 | 0 | 6 |
4 | セルティック | 0 | 1 | 4 | 3 | 14 | -11 | 1 |
グループD:対戦スケジュール
- 2023/9/20(水) 4:00
ラツィオ 1-1 アトレティコ - 2023/9/20(水) 4:00
フェイエノールト 2-0 セルティック - 2023/10/5(木) 1:45
アトレティコ 3-2 フェイエノールト - 2023/10/5(木) 4:00
セルティック 1-2 ラツィオ - 2023/10/26(木) 1:45
フェイエノールト 3-1 ラツィオ - 2023/10/26(木) 4:00
セルティック 2-2 アトレティコ - 2023/11/8(水) 5:00
ラツィオ 1-0 フェイエノールト - 2023/11/8(水) 5:00
アトレティコ 6-0 セルティック - 2023/11/29(水) 2:45
ラツィオ 2-0 セルティック - 2023/11/29(水) 5:00
フェイエノールト 1-3 アトレティコ - 2023/12/14(木) 5:00
セルティック vs フェイエノールト - 2023/12/14(木) 5:00
アトレティコ vs ラツィオ
※すべて日本時間表記
試合日程・キックオフ時間は変更の可能性あり
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アトレティコ・マドリード
チーム情報
【本拠地】
スペイン:マドリード州マドリード
エスタディオ・メトロポリターノ
【創設】
1903年
【所属リーグ】
ラ・リーガ(スペイン1部リーグ)
【主要獲得タイトル】
・ラ・リーガ:11回
・コパ・デル・レイ:10回
・スーペルコパ・デ・エスパーニャ:2回
・UEFAヨーロッパリーグ : 3回
・UEFAスーパーカップ : 3回
【昨季の成績】
・ラ・リーガ:3位(77p)
(23勝8分7敗70得点33失点)
・コパ・デル・レイ:ベスト8
・チャンピオンズリーグ:GL敗退
※GL:グループリーグの略称
基本フォーメーション(3-5-2、5-3-2)
アトレティコ・マドリードの基本フォーメーションは3-5-2(DF3人、MF5人、FW2人)か5-3-2(DF5人、MF3人、FW2人)。
基本は3-5-2で戦うことが多いですが、格上や同格かつカウンターや攻撃に強みを持つクラブとの対戦時に守備的なフォーメーションとして5-3-2を採用する傾向にあります。
アトレティコ・マドリードの戦術的特長
特徴:ビルドアップとポジショナルプレー
昨季終盤から、アトレティコ・マドリードはより攻撃的なチームへと進化を遂げています。
その進化を支えてとなっているのが、ビルドアップとポジショナルプレーです。
これまではCBにインテンシティが高く、弾き返せる選手を選択していましたが現在はエルモソやヴィツェルといったボールを繋げる選手を選択しCBが中盤まで上がり組み立てに参加することで数的有利を作る形を狙っています。
また、リンクマンとしての能力に秀でたグリーズマンを中心に攻撃を組み立てることで、ポジショナルプレーの練度を上げることにも成功しました。
- ビルドアップ
『攻撃を構築すること』。
主にGKやDFなど自陣の守備的な選手がパスを活用して前進することを指す。 - リンクマン
『ボールを中継する役目』
単純にボールを配給するだけではなく、ボールを引き出す動きやスペースを上げる動きも求められるためピッチ全体を把握することが求められる。 - ポジショナルプレー
『選手を正しい位置に配置すること』
明確な定義はないが、攻撃の最適化を図るために重要だとされている戦術用語の一つ。
弱点:グリーズマンへの依存
昨季はワールドカップで調子を上げたグリーズマンが、クラブでも好調を維持したためリーグ後半は優勝したバルセロナよりも多く勝ち点を獲得していました。
単純に考えれば、昨季終盤の調子を維持できれば優勝も狙えるという明るい話題です。
一方で、リーグ前半の調子が良くなかった要因の一つにグリーズマンを有効活用できていなかったという点が挙げられます。
グリーズマンを有効活用できた後半が調子が良くて、できなかった前半が調子が悪い。
これは、グリーズマン次第でチーム状況が大きく変わってしまうという意味にも取れてしまいます。
実際、今の攻撃力を支えているのは良いポジショニングでボールを引き出してパスを行うリンクマン、シュートをするフィニッシャーとして活躍できるグリーズマンです。
彼が不調に陥ったり、負傷で長期離脱になってしまった際は厳しい状況になるでしょう。
注目選手
グリーズマン
アトレティコ・マドリードのエース、そして頭脳としてチームを支えるグリーズマン。
攻撃的なプレーにおいては何でもできる選手であり、特にボールを引き出す動きが抜群です。どこにスペースがあり、どこに動けばどこが空くのかを理解しておりチームの攻撃の中心としてボールの配給や得点を期待される選手。
FCバルセロナから帰ってきた、エースが再びアトレティコ・マドリードで輝く姿を期待したいですね。
SSラツィオ
チーム情報
【本拠地】
イタリア:ローマ
スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ
【創設】
1900年
【所属リーグ】
セリエA(イタリア1部リーグ)
【主要獲得タイトル】
・セリエA:2回
・コッパ・イタリア:7回
・スーペルコッパ・イタリアーナ:5回
【昨季の成績】
・セリエA:2位(74p)
(22勝8分8敗60得点30失点)
・コッパ・イタリア:ベスト8
・ヨーロッパリーグ:ベスト32
基本フォーメーション(4-3-3)
ラツィオの基本フォーメーションは4-3-3(DF4人、MF3人、FW3人)。
チームの中心であるミリンコヴィッチ=サヴィッチが移籍してしまいましたが、鎌田大地がそこを埋める形で昨季と同じシステムを採用するでしょう。
ラツィオの戦術的特長
特徴:トライアングルの形成
現代サッカーにおいて重要度が高い、トライアングルの形成。
これを徹底しているのがラツィオで、選手の配置に拘り常にトライアングルが形成されるようにボールを保持しています。
トライアングルをスペースの創出にも生かしており、CF(インモービレなど)が裏へ抜ける動きで相手DFラインを下げて技術力の高いインサイドハーフ(L・アルベルトや鎌田大地)がボールを持てるスペースを空ける、又はその逆を繰り返して得点する形が特徴です。
- トライアングルの形成
ボール保持者を起点として、3人の選手で三角形を作りパスコースの確保などを行うこと
弱点:ビルドアップの機能不全
こちらも配置に拘り過ぎていることを起因としている弱点ですが、ラツィオはビルドアップがうまくいかずリズムに乗れないとズルズルいってしまう試合が多いです。
中盤の底で2CBとトライアングルを形成するカタルディは、常にボールを受け取る位置に顔を出しパスコースを創出するという意味では良いですが縦に早いパスを通せる選手ではありません。
その上、配置至上主義のラツィオがインサイドハーフの選手を自陣までおろしてビルドアップに参加させることは少ないため機能不全が頻発しています。
注目選手
鎌田 大地
今季、フランクフルトからラツィオに移籍してきた鎌田大地。
脱力テクニックとも形容される柔らかいタッチで相手DFを翻弄するプレーと、選手間のスペースを使うのがうまい選手。
キープ力が高くボールをロストしない選手であり、細かいパスを回すのもうまいのでラツィオサッカーには適応できるでしょう。
移籍したミリンコヴィッチ=サヴィッチとは全く違うタイプですが、彼の代わりに攻撃力を支えてくれるのを期待したいですね。
セルティックFC
チーム情報
【本拠地】
スコットランド:グラスゴー
セルティック・パーク
【創設】
1887年
【所属リーグ】
スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部リーグ)
【主要獲得タイトル】
・スコティッシュ・プレミアリーグ / スコティッシュ・プレミアシップ:53回
・スコティッシュカップ:40回
・スコティッシュリーグカップ:21回
・グラスゴー・カップ:28回
・UEFAチャンピオンズカップ: 1回
【昨季の成績】
・スコティッシュ・プレミアシップ:優勝(99p)
(32勝3分3敗114得点34失点)
・スコティッシュカップ:優勝
・スコティッシュリーグカップ:優勝
・チャンピオンズリーグ:グループステージ敗退
基本フォーメーション(4-3-3)
セルティックFCの基本フォーメーションは4-3-3(DF4人、MF3人、FW3人)。
セルティックFCの戦術的特長
特徴:動と静で間をつく
セルティックFCはポジションチェンジを積極的に行い相手守備陣に負荷かけることを狙っていますが、基本的にはポジションチェンジを行わないポジションがあります。
それは、CBの二人(スケールズやラガービエルケ)とウイング(前田やアバダ)です。動く選手と動かない選手で幅を取り、相手の混乱を誘います。
また、相手DFとMFの間を常に狙っておりサイドバック(G・テイラーやジョンストン)やインサイドハーフ(旗手やオライリー)がこのスペースを利用し前線へ展開。ゴールを狙います。
弱点:質的有利がないと成立しない攻撃
セルティックFCの攻撃は、サイドの質的有利で違いを作る傾向にあります。
前田のスピードやアバダの独特なリズムなど特徴を活かす戦術ですが、欧州の舞台ではこれが仇になることも……。
質的不利になった場合の打開策がなく、攻撃が停滞し特徴である攻撃力が鳴りを潜めてしまいます。結果、守備に追われる時間が多くなりゲームをコントロールできず負けてしまうシーンが多いです。
注目選手
古橋亨梧
相手DFの裏を取るラインブレイクに特徴をもつ古橋亨梧。
昨季はリーグ戦36試合で27得点を記録し、自身初の得点王に輝く充実したシーズンを過ごしました。
契約も延長し、名実どもにセルティックのエースとして成長した古橋。チャンピオンズリーグではその得点力が鳴りを潜めてしまったので、今季はチャンピオンズリーグでの活躍にも期待したいところ。
フェイエノールト・ロッテルダム
チーム情報
【本拠地】
オランダ:ロッテルダム
フェイエノールト・スタディオン
【創設】
1908年
【所属リーグ】
エールディヴィジ(オランダ1部リーグ)
【主要獲得タイトル】
・エールディヴィジ : 11回
・KNVBカップ : 13回
・ヨハン・クライフ・スハール : 4回
・UEFAチャンピオンズカップ : 1回
・UEFAカップ : 2回
【昨季の成績】
・エールディヴィジ:優勝(82p)
(25勝7分2敗81得点30失点)
・KNVBカップ:ベスト4
・ヨーロッパリーグ:ベスト8
基本フォーメーション(4-2-3-1)
フェイエノールトの基本フォーメーションは4-4-2(DF4人、守備的MF2人、攻撃的MF3、FW1人)。
フェイエノールト・ロッテルダムの戦術的特長
特徴:相手DFラインを混乱させる動き
フェイエノールトは、サイドを起点に組み立て中央の裏抜けで得点するのが得意なチーム。
特にDFラインを混乱させるスペースの作り方は秀逸です。
ポイントは2つ!
『複数人での同時裏抜け』
『狭いエリアで鋭いローテーション』
フェイエノールトは前線3枚が常に相手DFの裏を狙っており、チャンスだと思ったら全員が同時に走り出すのが特徴です。
同時に走り出すことでDF陣は混乱し、ミスの誘発やサポートができない状況を作りだします。
また、複数人を裏へ走らせるための状況作りにも強みがあるチームです。
多いパターンとしては、相手SBをつり出しCBとSBにスペースを作りそのスペースを狙うプレーです。このプレーは、しっかりと戦術に落とし込まれており、ボールを持った選手が利き足でボールを共有できるタイミングで同時に走り出しています。
さらに、狭いエリアで鋭いローテーションを繰り返すことで相手DFを混乱に陥れます。
誰をマークし、どこにスペースがあるかをあいまいにさせ裏をついて得点を狙う形です。
弱点:攻撃的過ぎる守備
フェイエノールトの特徴として全員で連携し即時奪回を目指す守備があります。しかし、これは弱点にもなり得る戦術になっています。
なぜなら、攻撃的な守備のため1枚躱されてしまうとその後の対応が後手後手になってしまい一気にピンチを招くからです。
特に格上相手には、個の力で打開されてしまうこともあるためCLでもこの戦術を採用するのであればスリリングな展開になってしまうかもしれません。
注目選手
上田 綺世
日本代表のストライカーとしても期待されている上田 綺世。
今季からフェイエノールトへステップアップを果たしており、ヒメネスとの激しいレギュラー争いを繰り広げています。
彼の特徴は裏への抜けだしのうまさと、当たり負けしないフィジカルにあります。
まだまだ、世界トップレベルと比べると決定力に課題は残りますが今後に期待が持てる選手です。