カタールワールドカップグループAに組み分けされた国を紹介します。
カタール代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、3-4-1-2のトップ下を置く少し前に流行ったスタイルですね。
但し、トップ下がゲームを作るという形に固執している感じではありません。中からも外からもチャンスメイクし2トップで完結するスタイルです。
そのため、得点アシスト共に2トップが量産するスタイルになっています。
2019アジアカップ得点王:アルモエズ・アリ(9ゴール)
2019アジアカップアシスト王:アクラム・アフィフ(10アシスト)
近年急激に力をつけてきたチーム
カタール代表はここ数年で急激に力をつけてきており、アジアのトップを争う存在へと成長しました。
その原動力となっているのが、2004年設立されたアスリートの育成期間「アスパイア・アカデミー」。
アカデミー出身の選手を中心2014年にU-19アジア選手権優勝、2019年にアジアカップ優勝と結果を出しています。
ワールドカップのような短期間の大会では、チームの一体感が重要だといわれていますので共に成長してきた選手で固められているカタール代表の団結力は脅威です。
また、監督もアスパイア・アカデミーのコーチからアンダー世代の代表監督、フル代表の監督と現選手とともに歩んできているので団結力は今大会1位かもしれないですね。
キーマンはアルモエズ・アリ
注目選手はカタール代表の得点源であるアルモエズ・アリ。
2019年のアジアカップでは25年ぶりに大会得点記録を更新して得点王を獲得し、チームを優勝に導いてます。
スピードと反応速度に定評があり、カウンターやルーズボールの時にその真価を発揮するタイプの選手です。
真実は分かりませんが名将モウリーニョに絶賛した、イタリアの名門ACミランへの移籍の噂があったなど世界的にも評価されているようです。
エクアドル代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-1-4-1でサイドから展開する形を得意としています。
海外でプレーする選手が多く、近年はヨーロッパでの活躍も耳にするようになりました。
統制の取れた守備とカウンターが特徴のチームで、南米特有の独特なリズムというよりはシステマチックなサッカーです。
▼代表メンバー南米予選を勝ち抜いた底力
激戦の南米予選では、近年世界レベルでも活躍が目覚ましいチリやコロンビアに競り勝ち4位で本大会出場を勝ち取っています。
要因としては守備力の向上が挙げられており、好不調の激しい南米の中で安定感を出すことに成功しました。実際前大会の予選より10点も失点数を減らしてます。
特にホームゲームで力を発揮するチームで、ホームではブラジルやアルゼンチンに対しても引き分けています。本大会でホームの強さを見れないのは残念ですが…。
キーマンはモイセス・カイセド
注目選手は日本代表の三笘選手の同僚である、モイセス・カイセド。
カイセドはこのチームの汗かき役です。とにかく走って、フィールドのどこにでも顔出します。
1対1に強く、中盤の潰し屋として攻撃の芽をつぶします。また、キープ力も高くつなぎ役としても活躍が期待できるでしょう。
攻撃面においても、守備面においても重要なタスクを任されておりこの人の出来次第で結果が変わる可能性があります。
セネガル代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-3-3です。
サイドからの崩しと、高速カウンターからの得点を得意としています。
守備は、今シーズンから同チーム所属となったDFクリバリとGKメンディを中心に高い身体能力を生かしてシャットアウトします。
▼代表メンバーアフリカチャンピオンとして挑むワールドカップ
セネガルは、今年の初めに行われたアフリカネーションズカップで優勝しています。
また、マネもアフリカ最優秀選手に選ばれておりアフリカのチャンピオンとして注目度が高いです。
各ポジションにキーマンがおり、バランスが取れたシステムと高い身体能力がうまく融合しておりハマればヨーロッパや南米の強豪国を喰う可能性もあるでしょう。
キーマンはイスマイラ・サール
各ポジションにキーマンはいますが、セネガルはやっぱりマネ中心のチームです。そのマネが欠場する今大会は、どうしても攻撃力に陰りが見えてしまうでしょう。
なので、マネの代わりに左サイドで出場することが濃厚なイスマイラ・サールの活躍がカギとなります。
圧倒的なフィジカルを生かしたドリブルが得意で、破壊者の異名も取っています。戦えるFWなので、格上相手にもひるむことなく向かっていくでしょう。
彼がチームに推進力を与えられるかがカギを握るでしょう。
オランダ代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、3-4-1-2でサイドではなく中央をパスワークで突破するスタイルです。
オランダの代名詞「トータルフットボール」というよりは、手堅いスタイルのチームを作り上げてきました。
失点が多いのが気になりますが、それを上回る得点をあげているので大会を面白くしてくれるのではないでしょうか。
▼代表メンバーファンハールと挑む最後のワールドカップ
2010年準優勝・2014年3位とワールドカップで優勝まであと一歩のところまで行っていたオランダ代表ですが、チームをけん引してきたスナイデル・ロッベン・ファンペルシーの引退により2018年は予選敗退という屈辱を味わいました。
しかし、ファンダイク・フレンキー・デパイといったタレントを要するチームとなってワールドカップの舞台に帰ってきました。
率いるのはルイスファンハール監督。オランダ代表を率いるのは3度目で、2014年大会で3位に導いた監督です。
前立腺がんを公表されており、大会後はおそらく勇退されるといわれているため最後に花道を作ってあげたいですね。
キーマンはフレンキー・デ・ヨング
オランダ代表の守備と攻撃のバランスをとっているのは、フレンキー・デ・ヨングです。
GK以外どこでもプレーできるユーティリティプレイヤーで、どこにでも顔を出すことでリンクマンとしての役目を果たしています。
彼がいるといないでは、攻撃の組み立て、守備の構築に大きな差が出ることは否めないでしょう。
怪我がなく安定したパフォーマンスができるところも彼の魅力なので、オランダ代表の躍進に貢献してくれるはず。