カタールワールドカップグループGに組み分けされた国を紹介します。
スイス代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-2-3-1です。
中盤でシャチリとジャカがダイナミズムを生み、ゾマーが守り切る堅守が特徴のチームです。
欧州予選をわずか2失点に抑えた守備は、本大会でも躍進する可能性を秘めているでしょう。
▼代表メンバー大会一の守備でベスト8を狙う
スイスには中盤に戦えるジャカとフロイラー、最終ラインには俊敏性があるアカンジ、GKは頼れるゾマーと守備の各ポジションに要となる存在がいます。
欧州予選では、10試合で2失点。もう点が取れる気がしないですね。
ワールドカップでは70年近くベスト8以上に進めていないので、研修を武器にベスト8を狙います。
キーマンはゾマー
ゾマーは世界トップレベルのGKです。
他を圧倒するほどの身体能力を持っているわけではありません、GKとしての技術力は世界のトップといっても過言ではありません。
常に動きなおしを行い、ベストなポジションをキープしています。一見ただのセーブに見えるものもポジショニングがうまいからです。
スイスがベスト8以上に進むにはブラジルやセルビアといった強烈な攻撃陣を止める必要があるので、ゾマーの活躍は必要不可欠。
カメルーン代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-4-2です。
アンギサを中心としたソリッドな守備から、コンパクトに攻撃を仕掛けます。
アフリカ予選では、アウェーゴールの差でギリギリのところで予選通過を果たしました。
▼代表メンバーレジェンドは立て直せるか
カメルーン代表を指揮するのはリゴベール・ソングカナダ監督。カメルーン代表の最多出場記録を持つレジェンドです。
一昔前はスバ抜けたフィジカルで他国を圧倒していたカメルーンですが、サッカーがよりシステマチックになることにより近年はあまり良い成績を残せていません。
エトーのような圧倒的なフォワードはいませんが、攻撃ではチュポ・モティング、守備ではアンギサと世界のトップで活躍する選手を中心に戦術を落とし込めるかがカメルーン復活のカギになるでしょう。
キーマンはアンギサ
セリエAで今シーズン無敗のまま首位を走るナポリで活躍するアンギサ。
高い身体能力を生かしたアグレッシブな守備とキープ力が特徴の選手です。また、展開力にも優れており攻撃の局面を変える能力を有しています。
カメルーンが勝ち点を得るためには、アンギサが守備や攻撃で自分たちの時間を作れるかがカギとなるでしょう。
ブラジル代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-1-2-3です。
ネイマールとパケタをオフェンシブハーフのおくフォーメーションで、両社のパスを中心に攻めていきます。
現在FIFAランク1位であり、攻守ともにバランスの取れた成熟したチームで20年ぶりの優勝を狙います。
▼代表メンバー個と組織の融合
近年のブラジルはネイマールが絶対的なエースで、ネイマールが気持ちよくプレーできるように動いていた傾向があります。
結果、ネイマールを抑えられてしまうとリズムが生まれず大事なところで勝ちきれませんでした。
しかし今回のブラジルは、ネイマールがエースでありながらほかの選手が輝ける形をとっているので組織としてとても良い状態になっています。
個の能力が高い若手も出てきたことで、ネイマールの負担が減りよりバランスの良いチームとなりました。
キーマンはネイマール
ブラジルが最高な状態にあるのは、ネイマールのプレイスタイルが変わったことにあると思います。
これまでは、自らドリブルを仕掛け得点を取ってチームを助けるという役割を担っていました。しかし現在は、得点も取りますがどちらかというとチャンスメイクの比重が重くなっています。
現在のブラジル代表は、前線のだれもが仕掛けられて点を取れるのでネイマールが周りを生かすようになりました。
セルビア代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、3-5-2です。
攻撃陣に魅力あふれる選手が多く、ダイナミックな攻めが特徴です。
ポルトガルと同居した予選では、無敗で首位通過して本戦に臨みます。
▼代表メンバー日本人になじみ深いピクシーが監督
セルビア代表の監督はピクシーことドラガン・ストイコヴィッチ監督。
Jリーグの名古屋グランパスで選手と監督を務めた、日本人にはなじみ深い監督です。
セルビアには攻撃的な選手が多く、攻撃的なスタイルのピクシーにはあっているチームだと思います。
革靴でボレーシュート決めて、「こうやって点を取るんだぞ」といったシーンが懐かしいですね。気性が荒いことでも有名なので、そこも注目ピントですね。
キーマンはミリンコヴィッチ・サヴィッチ
ミリンコヴィッチ・サヴィッチは、中盤の選手に必要な能力を全て兼ね備えた万能MFです。
高身長ながら足元の技術が高く、懐が深いのでボールが取れません。また、パスはもちろん動き出しがうまいので2列目から前線へ飛び出し得点を決めるシーンが多くみられます。
得点力もチャンスメイク能力も高いミリンコヴィッチ・サヴィッチに期待しましょう。