【CL：23‐24シーズン】SLベンフィカの選手・フォーメーション・戦術を超簡単に紹介！

今回紹介するチームは、レアルソシエダとチャンピオンズリーグのグループステージで激突するSLベンフィカ。ポルトガルの雄として、欧州の舞台でも実績のあるクラブの23‐24シーズン最新チーム事情を見ていきましょう。。

久保建英や鎌田大地など観たさに今年からチャンピオンズリーグを見ようと思っている方でも分かりやすいように、所属選手、チームの戦術的特徴や不安要素を超簡単に解説します。
注目選手も紹介しているので、その選手を中心に見れば試合が楽しめるはず。

CLでレアルソシエダと同グループに！！
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SLベンフィカ

SLベンフィカは1904年にポルトガルのリスボンにて創設、FCポルト・スポルティングCPと並びポルトガルのBIG3（トレス・グランデス）と称されているクラブです。

プリメイラ・リーガ（ポルトガル1部リーグ）創設時より名を連ねており、これまで1度も降格したことがありません。リーグ戦とカップ戦（タッサ・デ・ポルトガルとタッサ・ダ・リーガ）では最多優勝回数を誇っており、チャンピオンズリーグでも2度の優勝経験（1960-61、62に2連覇達成）があります。

バルセロナ等と同様にソシオ（ファンクラブ会員）がクラブを所有・運営する珍しいクラブであり、世界的なポルトガル出身や南米出身選手を輩出するなど育成も好評。

ベンフィカにはお辞儀（Vénia）をする慣習があり、1970年に来日して親善試合を行った際に皇族のお辞儀に感銘を受け現在まで受け継がれている日本人にも親しみやすいクラブです。

チームの愛称は、クラブカラーからとった『Encarnados（赤）』やエンブレムにも描かれている『Águias (ワシ)』が有名です。

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昨季の成績と今期の目標

リーグ戦ではFCポルトとのし烈な優勝争いを制し、チャンピオンズリーグでもベスト8まで進めたという点では素晴らしいシーズンだったといえるでしょう。

しかし、一方で国内カップ戦では振るわなかったので最低限の目標を達成したという評価が正しいでしょう。

ポルトガルの強豪としてはリーグ戦の連覇と昨季振るわなかったカップ戦での成績向上が至上命題となるでしょう。

チャンピオンズリーグについては、優勝することは難しいでしょうがグループステージ突破を狙うには申し分ない戦力が揃っています。放映権での収益や保有選手の市場価値向上を狙うためにも、狙ってくるでしょう。

所属選手

登録	選手名	背番号	歳	身長/体重	昨季成績
GK	A・トルビン	1	22歳	199cm 86kg	28試合 0得点
	S・ソアレス	24	21歳	190cm 78kg	1試合 0得点
CB	A・シウバ	4	19歳	187cm 72kg	30試合 3得点
	モラート	5	22歳	190cm 88kg	9試合 1得点
	J・ビクトル	38	25歳	187cm 75kg	13試合 0得点
	アラウージョ	44	21歳	187cm 81kg	22試合 1得点
	オタメンディ (C)	30	35歳	183cm 81kg	31試合 1得点
RSB	バー	6	25歳	183cm 76kg	28試合 1得点
LSB	ベルナト	14	30歳	177cm 67kg	28試合 1得点
	ユラセク	13	23歳	183cm 77kg	31試合 2得点
CM	コクチュ	10	22歳	175cm 67kg	32試合 8得点
	フロレンティーノ	61	24歳	184cm 73kg	33試合 0得点
	アウルスネス	8	22歳	181cm 67kg	28試合 2得点
	ジョアン・マリオ	20	30歳	179cm 73kg	33試合 17得点
	J・ネベス	87	19歳	174cm 60kg	17試合 1得点
	シキーニョ	22	28歳	174cm 66kg	25試合 1得点
RW	ネーレス	7	26歳	176cm 66kg	31試合 6得点
	ディ・マリア	11	35歳	180cm 75kg	26試合 4得点
LW	ゲデス	17	26歳	179cm 68kg	12試合 1得点
	ラファ・シウバ	27	30歳	171cm 62kg	28試合 8得点
	グヴェイア	47	22歳	176cm 70kg	29試合 5得点
CF	カブラル	9	25歳	186cm 86kg	28試合 8得点
	P・ムサ	33	25歳	190cm 81kg	30試合 7得点
	テングシュテット	19	23歳	184cm 77kg	4試合 0得点

移籍情報

【加入】

• アナトリー・トルビン［シャフタール］
• ジョアン・ビクトル［ナント］
• トマス・アラウージョ［ジウ・ヴィセンテ］
• ダビド・ユラセク［スラビア・プラハ］
• ファン・ベルナト［パリSG］
• オルクン・コクチュ［フェイエノールト］
• アンヘル・ディ・マリア［ユベントス］
• チアゴ・グヴェイア［エストリウ］
• アルトゥール・カブラル［フィオレンティーナ］

【退団】

• オディッセアス・ヴラホディモス［ノッティンガム・F］
• ジウベルト［バイーア］
• アレハンドロ・グリマルド［レバークーゼン］
• ルーカス・ベリッシモ［コリンチャンス］
• ミハイロ・リスティッチ［セルタ］
• シェール・ヌドゥール［パリSG］
• ユリアン・ドラクスラー［アル・アハリ］
• ディエゴ・モレイラ［リヨン］
• ゴンサロ・ラモス［パリSG］
• アンドレアス・シェルデルップ［ノアシェラン］

フォーメーション

基本フォーメーション（4-2-3-1）

SLベンフィカの基本フォーメーションは4-4-2（DF4人、守備的MF2人、攻撃的MF3、FW1人）。

SLベンフィカの戦術的特長

SLベンフィカの戦術的特長について紹介します。

ハイプレス

多くのクラブが取り入れているハイプレスをベンフィカも採用。

相手ペナルティーエリア付近を最初のプレッシングエリアと定めて、ボールを刈り取るというよりはサイドへ追い込んで孤立させることを狙います。

状況に応じてSBも前に位置を取り、穴が開かないようバランスを取るディフェンスが得意です。

厚みのある攻撃と一点突破

ベンフィカは両SBも高い位置を取るなど、前線に人数をかけて厚みのある攻撃を得意としています。

しかし、多くの選手がボールを触りながら前進していくというわけではありません。2～3人の選手が近い位置でポジションチェンジしながら相手の裏を取る一点突破の早い攻撃を好み、他の選手は相手ディフェンスの引き付けたり気をそらしてサポートする役目を担っています。

もちろん、相手選手がボールに集まってくれば一気に幅を取ることもできますが縦に早いサッカーが信条のチームです。

SLベンフィカの戦術的弱点

SLベンフィカの戦術的弱点について紹介します。

セカンドボール

SLベンフィカは、セカンドボールへの反応が若干遅いのが気になります。

前向きの（攻撃時）セカンドボールに対しては悪くないのですが、後ろ向き（守備時）が悪く失点につながることも多いです。

・ディフェンスの足が止まり、裏を取られる
・反応が遅れて、マイボールにできない

こんなリスクを抱えている状態なので、特に後ろ向きのセカンドボールに対しての反応を改善しないと質で上回るチームに勝つことは難しいでしょう。

注目選手

ディ・マリア

ベンフィカの注目選手は、13年ぶりに帰ってきたディ・マリア。

ドリブルに特徴のある選手で、柔らかいタッチとスピードで相手を抜き去ることができます。シュート技術も高く、ミドルシュートも得意。

年齢の影響もアリ、怪我などでフルシーズン戦うことは難しくなってきましたが違いを生み出せる選手です。

久保擁するソシエダとの熱戦に期待

チャンピオンズリーグで、久保建英擁するレアルソシエダと対戦するSLベンフィカ。

ポゼッションするソシエダと早い展開を好むSLベンフィカ。異なった特徴を持つ両チームがどんな試合を見せてくれるか楽しみですね。

【ラ・リーガ：23‐24シーズン】レアル・ソシエダの選手・フォーメーション・戦術を超簡単に紹介！

2023‐24シーズンのラ・リーガ所属レアル・ソシエダの選手・フォーメーション・戦術的特徴を超簡単に紹介！今年からラ・リーガを見ようと思っている方にも分かりやすいように、専門用語抜きで要点をまとめています。これを見てから観戦すればもっと楽しめますよ。