久保建英の活躍もアリ、10季ぶりにチャンピオンズリーグの舞台に戻ってきたレアル・ソシエダ!
ソシエダが振り分けられたグループDは、昨季のファイナリストインテル、ベスト8のSLベンフィカ、CLでサプライズを起こすRBザルツブルグと一筋縄ではいかないクラブばかり。
今回は、久保建英を観るために今年からチャンピオンズリーグを見ようと思っている方でも分かりやすいように、所属選手、チームの戦術的特徴や不安要素を超簡単に解説します。
注目選手も紹介しているので、その選手を中心に見れば試合が楽しめるはずです。
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グループD:順位表
順位 | チーム | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 差 | 勝ち点 |
1 | レアル・ソシエダ | 3 | 2 | 0 | 7 | 2 | 5 | 11 |
2 | インテル | 3 | 2 | 0 | 8 | 5 | 3 | 11 |
3 | ザルツブルク | 1 | 1 | 3 | 3 | 5 | -2 | 4 |
4 | ベンフィカ | 0 | 1 | 4 | 4 | 10 | -6 | 1 |
グループD:対戦スケジュール
- 2023/9/21(木) 4:00
ベンフィカ 0-2 ザルツブルク - 2023/9/21(木) 4:00
レアル・ソシエダ 1-1 インテル - 2023/10/4(水) 1:45
ザルツブルク 0-2 レアル・ソシエダ - 2023/10/4(水) 4:00
インテル 1-0 ベンフィカ - 2023/10/25(水) 1:45
インテル 2-1 ザルツブルク - 2023/10/25(水) 4:00
ベンフィカ 0-1 レアル・ソシエダ - 2023/11/9(木) 2:45
レアル・ソシエダ 3-1 ベンフィカ - 2023/11/9(木) 5:00
ザルツブルク 0-1 インテル - 2023/11/30(木) 5:00
レアル・ソシエダ 0-0 ザルツブルク - 2023/11/30(木) 5:00
ベンフィカ 3-3 インテル - 2023/12/13(水) 5:00
ザルツブルク vs ベンフィカ - 2023/12/13(水) 5:00
インテル vs レアル・ソシエダ
※すべて日本時間表記
試合日程・キックオフ時間は変更の可能性あり
レアル・ソシエダ
チーム情報
【本拠地】
スペイン:バスク州サン・セバスティアン
エスタディオ・アノエタ
【創設】
1909年
【所属リーグ】
ラ・リーガ(スペイン1部リーグ)
【主要獲得タイトル】
・ラ・リーガ:2回
・コパ・デル・レイ:3回
・スーペルコパ・デ・エスパーニャ:1回
【昨季の成績】
・ラ・リーガ:4位(71p)
(21勝8分9敗51得点35失点)
・コパ・デル・レイ:ベスト8
・ヨーロッパリーグ:ベスト16
基本フォーメーション(4-3-3)
レアルソシエダの基本フォーメーションは4-3-3(DF4人、MF3人、FW3人)。
中心選手のシルバが引退してしまった今季も、フォーメーションに変更は無しで戦うでしょう。
レアルソシエダの戦術的特長
特徴:ポジショニングとポゼッション
シルバが引退してしまったことで昨季よりはポゼッションが落ちてしまっていますが、それでもレアルソシエダの特徴は攻撃的なポゼッションサッカー。
サリーダ・デ・バロンを体現しているチームであり、運動量と的確なポジショニングを武器に常にトライアングルを形成することでボールを回します。
- ポゼッション
ボールを保持すること。 - サリーダ・デ・バロン
直訳は『ボールの出口』
守備から攻撃の移行時を現したスペイン特有の表現。 - トライアングル
ボール保持者を起点として、3人の選手で三角形を作りパスコースの確保などを行うこと
弱点:中央打開減でサイドの独力頼り
昨季はシルバと久保を中心とした早いパス回しで中央を切り裂く場面も多かったレアルソシエダですが、シルバが引退してしまったことで中央突破のオプションが減ってしまいました。
結果として、突破力の高い久保やバレネチェアの独力頼りになっている場面が多くなっています。
もちろん、インサイドハーフ(メリーノやB・メンデス)やサイドバック(ティアニーやトラオレ)が空いたスペースを利用することで打開する場面もありますが、まだまだ練度が低い様子……。
久保・バレネチェアが止められてしまった時のオプションが増えないと、攻撃が停滞してしまう可能性が高いでしょう。
注目選手
久保建英
レアルソシエダの中心として、チームを支える久保建英。
世界トップレベルのテクニックを持つ選手であり、足に吸い付くようなドリブルが魅力。
ソシエダ加入後は球離れも良くなったため無駄なプレーが減りより止めにくい選手へと成長しまし、得点力も上がりました。
守備においても貢献できる選手であり、プレスだけではなくポジショニングでボールを誘導することができる頭の良い選手です。
インテルナツィオナーレ・ミラノ
チーム情報
【本拠地】
イタリア:ミラノ
スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ
【創設】
1908年
【所属リーグ】
セリエA(イタリア1部リーグ)
【主要獲得タイトル】
・セリエA:19回
・UEFAチャンピオンズリーグ:3回
・FIFAクラブワールドカップ:1回
・コッパ・イタリア:9回
・スーペルコッパ・イタリアーナ:7回
【昨季の成績】
・セリエA:3位(72p)
(23勝3分12敗71得点42失点)
・コッパ・イタリア:優勝
・スーペルコッパ・イタリアーナ:優勝
・チャンピオンズリーグ:準優勝
基本フォーメーション(3-1-4-2)
インテルの基本フォーメーションは3-5-2(DF3人、守備的MF1人、攻撃的MF4人、FW2人)。
中盤の両サイドは、攻撃時は最前線まで駆け上がり、守備時には5バック(DF5人)にするためにゴール前まで戻り守備をするという可変スタイルを採用しています。
インテルの戦術的特長
特徴:中盤の運動量
インテルは中盤の運動量を活かした、攻撃と守備に特徴があるクラブです。
先ほど紹介した通り、両サイドの選手は最前線から自陣ゴール前まで幅広い位置でプレーが可能。
中盤の中央にいる選手も同様に、豊富な運動量と的確なポジションチェンジで攻守を支えています。
昨季からハイプレス(前線からの守備する戦術)を採用しており、より中盤の守備の重要度が増しました。中盤でボールを奪い、ショートカウンターで得点するパターンが驚異です。
弱点:コンディションに左右されがち
インテルのビルドアップは選手個々の判断に任せている傾向にあります。
そのため、選手のコンディションが整っていないと判断の質とプレーの強度が落ちてしまうためビルドアップがかみ合わない可能性があります。
実際に昨季はコンディション低下により中盤でボールが停滞してしまう場面や、選手が変わることでビルドアップがかみ合わないシーンが散見しました。
注目選手
バレッラ
バレッラは、豊富な運動量で攻守に貢献できるインテルのキーマンです。
素早い切り替えとしつこいディフェンスで、攻撃を遅らせて守備の陣形を整える時間を稼げる選手。また、中盤でボールを奪ってからのカウンターにも貢献できます。
FWを追い抜く動きやミドルシュートも得意であり、得点も期待できる選手です。
SLベンフィカ
チーム情報
【本拠地】
ポルトガル:リスボン
エスタディオ・ダ・ルス
【創設】
1904年
【所属リーグ】
プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部リーグ)
【主要獲得タイトル】
・プリメイラ・リーガ:38回(最多)
・タッサ・デ・ポルトガル:29回(最多)
・リーグカップ:7回(最多)
・スーパーカップ:9回
・UEFAチャンピオンズリーグ:2回
【昨季の成績】
・プリメイラ・リーガ:優勝(87p)
(28勝3分3敗73得点22失点)
・タッサ・デ・ポルトガル:ベスト8
・リーグカップ:グループステージ敗退
・チャンピオンズリーグ:ベスト8
基本フォーメーション(4-2-3-1)
SLベンフィカの基本フォーメーションは4-4-2(DF4人、守備的MF2人、攻撃的MF3、FW1人)。
SLベンフィカの戦術的特長
特徴:厚みのある攻撃と一点突破
ベンフィカは両SBも高い位置を取るなど、前線に人数をかけて厚みのある攻撃を得意としています。
しかし、多くの選手がボールを触りながら前進していくというわけではありません。2~3人の選手が近い位置でポジションチェンジしながら相手の裏を取る一点突破の早い攻撃を好み、他の選手は相手ディフェンスの引き付けたり気をそらしてサポートする役目を担っています。
もちろん、相手選手がボールに集まってくれば一気に幅を取ることもできますが縦に早いサッカーが信条のチームです。
弱点:セカンドボール
SLベンフィカは、セカンドボールへの反応が若干遅いのが気になります。
前向きの(攻撃時)セカンドボールに対しては悪くないのですが、後ろ向き(守備時)が悪く失点につながることも多いです。
・ディフェンスの足が止まり、裏を取られる
・反応が遅れて、マイボールにできない
こんなリスクを抱えている状態なので、特に後ろ向きのセカンドボールに対しての反応を改善しないと質で上回るチームに勝つことは難しいでしょう。
注目選手
ディ・マリア
ベンフィカの注目選手は、13年ぶりに帰ってきたディ・マリア。
ドリブルに特徴のある選手で、柔らかいタッチとスピードで相手を抜き去ることができます。シュート技術も高く、ミドルシュートも得意。
年齢の影響もアリ、怪我などでフルシーズン戦うことは難しくなってきましたが違いを生み出せる選手です。
RBザルツブルク
チーム情報
【本拠地】
オーストリア:ザルツブルク
レッドブル・アレーナ
【創設】
1933年
【所属リーグ】
オーストリア・ブンデスリーガ(オーストリア1部リーグ)
【主要獲得タイトル】
・オーストリア・ブンデスリーガ:17回
・オーストリアカップ:8回
・オーストリアスーパーカップ:3回
【昨季の成績】
・オーストリア・ブンデスリーガ:優勝(49p)
(23勝8分1敗67得点22失点)
・オーストリアカップ:ベスト8
・チャンピオンズリーグ:ベスト16
基本フォーメーション(4-4-2)
RBザルツブルグの基本フォーメーションは4-4-2(DF4人、MF4人、FW2人)。
RBザルツブルクの戦術的特長
特徴:タッチ数を減らした縦に速いサッカー
RBザルツブルグは姉妹クラブのRBライプツィヒと同様に、縦に速いサッカーを展開。
これはレッドブルグループの遺伝子として引き継がれており、タッチ制限をしてドリブルよりパスで前進していく戦術を採用しています。
『ボールは汗をかかない』を体現したような戦術ですね。
弱点:個人にはしる
RBザルツブルグは、個人プレーに走ってしまう傾向があります。
個人プレーといっても自分勝手にプレーしているというわけではなく、周りとの連携がうまく働かず一人で動いているように見えてしまうシーンが多いです。
理由は2つ
・若手が多い
・入れ替えが激しい
若手選手が悪いわけではないですが、やはりトップレベルでの経験が少ないと場面場面の判断が遅くなってしまいます。
また、育成クラブのため高値で売れる選手は売却し、有望な若手の獲得を早いサイクルで実行。入れ替えが激しく練度を上げるのが難しく、連携が乱れる場面が散見してしまうのでしょう。
注目選手
ルカ・スチッチ
21歳ながら、W杯で2年連続ベスト4以上の成績を残している強豪クロアチア代表に名を連ねるルカ・スチッチ。
モドリッチ2世とも呼ばれており、ゆったりとした独特のリズムと左足から放たれる正確なパスでゲームを支配できる選手。
足裏を使ったドリブルとキープにも定評があり、リバプールなどからも注目されています。
先輩モドリッチに追いつくためには、守備面での貢献や激しいプレスの中でもキープできる強さを身に付ける必要がありますが今後が期待の選手です。