今回紹介するチームは、PSGの愛称で知られるパリ・サンジェルマンFC。
シーズン前のツアーで来日し、ラウンド16では久保建英を擁するレアルソシエダとの対戦も決まるなど日本での注目度が高まっています。
今年からパリサンジェルマンの試合を観ようと思っている方でも分かりやすいように、所属選手、チームの戦術的特徴や不安要素を超簡単に解説します。
注目選手も紹介しているので、その選手を中心に見れば試合が楽しめるはず。
チャンピオンズリーグ独占配信
パリ・サンジェルマンFC
パリ・サンジェルマンFCは1970年にフランスのパリにて創設、パリFCとスタッド・サン=ジェルマンが合併してできたクラブであり、1974年以降は降格をしていません。
フランスのクラブで欧州の主要大会で優勝経験があるのは、パリ・サンジェルマンとマルセイユのみであり、IFFHSのクラブ世界ランキング1位に輝いた唯一のクラブ。
2011年にカタール投資庁の子会社であるカタール・スポーツ・インベストメントに買収されたことで、世界トップレベルの資金力を持つクラブとなり過去12シーズンで9回のリーグ優勝を誇っている。
チームの愛称は、『PSG』や『パリジャン』が有名です。
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【本拠地】
フランス:パリ
パルク・デ・プランス
【創設】
1970年
【所属リーグ】
リーグ・アン(フランス1部リーグ)
【主要獲得タイトル】
・リーグ・アン:11回
・クープ・ドゥ・フランス:14回
・クープ・ドゥ・ラ・リーグ:9回
・トロフェ・デ・シャンピオン:12回
昨季の成績と今期の目標
【昨季の成績】
・リーグ・アン:優勝(85p)
(27勝4分7敗89得点40失点)
※チャンピオンズリーグ出場権獲得
・クープ・ドゥ・フランス:優勝
・トロフェ・デ・シャンピオン:優勝
・チャンピオンズリーグ:ベスト16
国内タイトルの獲得は取って当たり前、というぐらいリーグ・アンで圧倒的な戦力を持っているクラブ。
チャンピオンズリーグでベスト16どまりに終わった昨シーズンは、最低限を何とか達成したが目標には遠く及ばなかったシーズンと言えるでしょう。
【今季の目標】
最大目標:リーグ優勝&カップ優勝&CL優勝
最低目標:リーグ優勝&カップ優勝&CLベスト16
※CL:チャンピオンズリーグの略称、EL:ヨーロッパリーグの略称
パリ・サンジェルマンの目標は、あくまでもチャンピオンズリーグ優勝。
国内タイトルの獲得に関しては義務となるでしょう。
所属選手
登録 | 選手名 | 背番号 | 歳 | 身長/体重 | 昨季成績 |
GK | ドンナルンマ | 99 | 24歳 | 196cm 90kg | 38試合 0得点 |
テナス | 80 | 22歳 | 185cm 85kg | 0試合 0得点 | |
ナバス | 1 | 37歳 | 185cm 80kg | 17試合 0得点 | |
リコ | 16 | 30歳 | 195cm 90kg | 0試合 0得点 | |
ルトゥリエ | 30 | 33歳 | 193cm 93kg | 1試合 0得点 | |
CB | マルキーニョス (C) | 5 | 29歳 | 183cm 75kg | 33試合 2得点 |
シュクリニアル | 37 | 28歳 | 187cm 80kg | 21試合 0得点 | |
リュカ・エルナンデス | 21 | 27歳 | 184cm 79kg | 7試合 0得点 | |
キンペンベ | 3 | 28歳 | 183cm 77kg | 11試合 0得点 | |
ベラウド | – | 20歳 | 182cm 77kg | 24試合 1得点 | |
RSB | ハキミ | 2 | 25歳 | 181cm 73kg | 28試合 5得点 |
ムキエレ | 26 | 26歳 | 187cm 84kg | 19試合 0得点 | |
LSB | N・メンデス | 25 | 21歳 | 176cm 70kg | 23試合 1得点 |
クルザワ | 32 | 31歳 | 182cm 74kg | 3試合 0得点 | |
CM | ウガルテ | 4 | 22歳 | 182cm 77kg | 31試合 0得点 |
ヴィティーニャ | 17 | 23歳 | 172cm 64kg | 36試合 2得点 | |
F・ルイス | 8 | 27歳 | 189cm 70kg | 27試合 3得点 | |
ソレール | 28 | 27歳 | 180cm 72kg | 26試合 3得点 | |
ザイール=エメリ | 33 | 17歳 | 178cm 65kg | 26試合 2得点 | |
ペレイラ | 15 | 32歳 | 188cm 83kg | 33試合 2得点 | |
ヌドゥール | 27 | 19歳 | 190cm 83kg | 1試合 0得点 | |
AM | イ・ガンイン | 19 | 22歳 | 173cm 68kg | 36試合 6得点 |
RW | デンベレ | 10 | 26歳 | 178cm 67kg | 25試合 5得点 |
バルコラ | 29 | 21歳 | 186cm 66kg | 26試合 5得点 | |
アセンシオ | 11 | 27歳 | 182cm 76kg | 31試合 9得点 | |
CF | エムバペ | 7 | 25歳 | 178cm 73kg | 34試合 29得点 |
コロ・ムアニ | 23 | 25歳 | 187cm 73kg | 32試合 15得点 | |
G・ラモス | 9 | 22歳 | 184cm 77kg | 30試合 19得点 | |
エキティケ | 44 | 21歳 | 190cm 76kg | 25試合 3得点 |
移籍情報
冬移籍
【加入】
- ルーカス・ベラウド[サンパウロ]
【退団】
夏移籍
【加入】
- アルナウ・テナス[バルセロナB]
- ケイロル・ナバス[ノッティンガム・フォレスト ]
- ミラン・シュクリニアル[インテル ]
- リュカ・エルナンデス[バイエルン ]
- レイヴァン・クルザワ[フルアム ]
- マルコ・アセンシオ[レアル・マドリード ]
- マヌエル・ウガルテ[スポルティング ]
- イ・カンイン[マヨルカ ]
- シェ-ル・エンドゥール[ベンフィカ ]
- シャビ・シモンズ[PSV ]
- ウスマン・デンベレ[バルセロナ ]
- ブラッドリー・バルコラ[リヨン]
- ランダル・コロ・ムアニ[フランクフルト ]
- ゴンサロ・ラモス[ベンフィカ /ローン]
- ウーゴ・エキティケ[スタッド・ランス]
【退団】
- セルヒオ・ラモス[セビージャ ]
- エル シャダイル・ビチアブ[ライプツィヒ ]
- ティモテー・ペンベレ[サンダーランド]
- ファン・ベルナト[ベンフィカ /ローン]
- マルコ・ヴェッラッティ[アル・アラビ]
- シャビ・シモンズ[ライプツィヒ /ローン]
- レナト・サンチェス[ローマ /ローン]
- イスマエル・ガルビ[スタッド・ローザンヌ・ウシー/ローン]
- リオネル・メッシ[インテル・マイアミ]
- ネイマール[アル・ヒラル]
- アブドゥ・ディアロ[アル・アラビ]
- コリン・ダグバ[オセール/ローン]
- レアンドロ・パレデス[ローマ ]
- ジョルジニオ・ワイナルドゥム[アル・イテファク]
- ユリアン・ドラクスラー[アル・アハリ]
- エリック・エビンベ[フランクフルト ]
- マウロ・イカルディ[ガラタサライ]
フォーメーション
基本フォーメーション(3-4-2-1)
フェイエノールトの基本フォーメーションは3-4-2-1(DF3人、守備的MF4人、攻撃的MF2人、FW1人)。
パリ・サンジェルマンの戦術的特長
パリ・サンジェルマンの戦術的特長について紹介します。
ハイプレス×カウンター
パリ・サンジェルマンの守備は、即時奪回。
守備範囲の広いウガルテを中心にコースを限定し、対人能力の高いシュクリニアルやマルキーニョスでボールを奪取するのが定番。
前線にはスピードと突破力のあるエムバペがいるため、ボール奪取からの1本のロングパスで得点できることも脅威です。
サイドで1対1を作る
パリ・サンジェルマンの攻撃はサイドからが多く、周りと連携し1対1の状況を作り個の力で切り崩す形を得意としています。
相手選手の枚数に合わせて中盤の選手も上がる前がかりな戦術を採用。
パリ・サンジェルマンの戦術的弱点
パリ・サンジェルマンの戦術的弱点について紹介します。
どこまで行っても『個』
パリ・サンジェルマンの最大の弱点であり、チャンピオンズリーグ優勝できない理由の一つは『個』の能力に頼りすぎるところでしょう。
スーパースターを集めているチームなので仕方ない部分もありますが、戦術化の監督を招聘してもなかなか落とし込めない状況が続いています。
国内に関しては選手の質がずば抜けているのでそれで勝ててしまうことが問題であり、『個』で勝ててしまうがゆえに戦術の練度が上がりません。
注目選手
エムバペ
フランス代表として、10代でW杯タイトルと決勝での得点をマークした世界最高峰の選手であるエムバペ。
近年はプレーよりも移籍のことで話題になることが多いですが、プレーヤーとしては超1流。
最大の特徴はスピードと決定力。0→1の加速力が凄まじく、相手を置き去りにすることができます。
また、ポジショニングや動き出しも良いため1本のパスで抜け出すことができる選手です。シュート技術も高いため、決定力も抜群。
『個』に対して『連携×個』で挑むソシエダ
日本人としては久保がいるソシエダに勝ってほしいところですが、タレントの充実度でいえばパリ・サンジェルマンが有利です。
但し、タレントの充実度で勝敗が決まるわけではないですし戦術の練度であればソシエダの方が上でしょう。
パリ・サンジェルマンはベスト16で負けることが多いクラブなので、ソシエダ勝利の可能性は低くないかもしれません。