カタールワールドカップグループCに組み分けされた国を紹介します。
アルゼンチン代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-4-2です。
メッシはポジション的に2トップの一角に入ることが多いですが、トップに張っているというよりは降りてきてゲームメイクをするので4-2-3-1のカタチになることが多いです。
外からはディ・マリア、中からはメッシと中外自由自在に使い分けて戦えるチームなので無失点で抑えることは難しいでしょう。
▼代表メンバーメッシ世代最後のワールドカップ
メッシの世代はアルゼンチン代表の黄金世代であり、イグアイン・アグエロ・バネガなど個性的なアタッカー陣が魅力でした。
しかし現在は、メッシとディ・マリアのみとなってしまい世代交代が進んでいます。おそらくメッシ中心のワールドカップは今大会がラストでしょう。
代表では輝けないといわれてきたメッシですが、近年はコパアメリカを取るなどタイトルにも縁が出てきました。最後の大会でワールドカップを掲げ亡きマラドーナと肩を並べるメッシを見てみたいものです。
キーマンはメッシ
キーマンは当然メッシです。今更説明する必要もないと思いますが、アルゼンチン代表の攻撃は彼から始まります。
元々点が取れてゲームメイクもできる選手でしたが、近年はゲームメイクの比重が大きくなってきています。これはアルゼンチン代表にとっては良いことではないでしょうか。
アルゼンチン代表には多くのアタッカーがいるので、メッシが決めなくても形を作れれば得点ができます。メッシがどれだけチャンスメイクできるかが、アルゼンチンが優勝できるかに直結するでしょう。
サウジアラビア代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-3-2-1で攻守の切り替えが早くアグレッシブな守備からカウンターという特徴を持つチーム。
近代サッカーはトランジション(切り替え)が重要だといわれており、早い展開のサッカーが増えてきております。
ワールドカップ全体から見ると個々の選手は見劣りしてしまう部分が否めませんが、得意の速いサッカーがハマればチームとしての躍進はあり得るでしょう。
▼代表メンバー国内強豪クラブでシステムの揺れが少ない
時代によってサッカーのトレンドは異なりますが、トレンドを負いつつもお国柄というものは根強く残ります。
例えばセリエA(イタリア)の守備、リーガ(スペイン)のテクニック、プレミア(イングランド)のアスリート気質。
そのため、活躍するリーグが異なる選手が集まると能力が高くてもフィットしない選手が出てきてしまいます。
しかしサウジアラビアは全選手が国内の強豪クラブに所属しているため、システムや気質に揺れが少なくまとまったチームとして戦うことができるのはメリットでしょう。
キーマンはドサリ
左サイドを主戦場とする選手で、ドリブルに定評があります。
左SBシャハラニとの相性も良く、縦関係から守備に風穴を開けるチームの中心的存在です。
経験豊富な選手で、ACLで2度の優勝経験やビジャレアルに所属した過去があり
メキシコ代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-3-3です。
ロサーノを中心にサイドで抜け出して、中で決める形を得意としているチームです。
予選2位通過で8大会連続出場を勝ち取りました。
▼代表メンバー7大会連続ベスト16
メキシコ代表は1994年から7大会連続でベスト16という結果を残しています。
チームの実力を考えると妥当、または実力以上の結果を残しているといえるでしょう。しかし、そろそろベスト8を狙っていきたいところ。
守備陣はオチョア、攻撃陣にはロサーノやヒメネスと各ポジションにキーマンいる今大会は可能性があるかも…。
キーマンはオチョア
メキシコ代表がグループリーグを突破できるか、ベスト8まで勝ち残れるかは間違いなくオチョアの活躍が影響します。
ほぼ間違いなくどの試合でも決定機が訪れるので、それを止めれるかどうかは試合の流れを左右するでしょう。
ビッグセーブはチームの指揮をあげるので、得点をされないということはもちろんですがチームをより良い状態にするためにもオチョアの活躍が必要不可欠。
東京五輪では、OA(オーバーエイジ)枠で出場し銅メダルを獲得するなど結果を残しているので楽しみですね。
ポーランド代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、3-4-3です。
サイドから切り崩して、レヴァンドフスキがボールを引き出す得点パターンを得意としています。
欧州予選では、グループリーグ2位通過でプレーオフで勝ち切り2大会連続の出場を勝ち取りました。
▼代表メンバー急遽の監督交代
2021年から代表を率いていたパウロ・ソウザ監督がフラメンゴに引き抜かれてしまい、急遽U-21を率いていたミフネェヴィチ監督が昇格する形でフル代表の監督に
急遽の監督交代でもチームがバラバラになることがなく、プレーオフを勝ち抜いたことは評価できるでしょう。
しかし、他の代表が長年作り上げてきたのに対しチームを作り上げる期間が極端に短いポーランド代表。短い期間でどこまで戦術を落とし込めるかがポイントとなるでしょう。
キーマンはレバンドフスキ
ポーランドのキーマンは、当然レヴァンドフスキ。
代表ではこれまであまり活躍ができませんでしたが、近年は欧州予選で8得点、プレーオフの決勝点をあげチームをワールドカップ出場に導きました。
チーム力を考えるとワールドカップではチャンスが少なくなる可能性が高いため、ワンチャンスを決めきれるかが勝負の分かれ目となるでしょう。