カタールワールドカップグループHに組み分けされた国を紹介します。
ウルグアイ代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-4-2です。
近年のウルグアイを支えてきたスアレス・カバーニ・ゴディンの最後のワールドカップ。
ワールドカップの初代王者として、2度目の栄冠を目指します。
▼代表メンバー若手とベテランが融合したチーム
近年のウルグアイを支えてきた攻守のコンビ、スアレス・カバーニ・ゴディン・ヒメネスは健在。
そして、近年急激に力をつけた若手のバルベルデ・ヌニェス・ベンタンクール・アラウホが加わることでチームが完成しました。
ワールドカップは若手とベテランがバランスよくいないと勝てないといわれることもありますので。トップレベルの質を維持するベテランと若手が融合したウルグアイの優勝も不可能ではないかも…。
キーマンはバルベルデ
ウルグアイにとってバルベルデは必要不可欠なピースです。
前線と最終ラインにベテランがいるチームなので、どうしても運動量は落ちてしまう傾向にあります。しかし、バルベルデはピッチのどこにでも顔を出すのでフォローが可能です。
バルベルデは縦に速いので、ボールを持っていても持っていなくてもゴールに直結する動きができます。この推進力は相手にとって脅威でしょう。ミドルシュートも強烈です。
バルベルデは主戦場は中盤ですが、ウイングやサイドバックでも出場できるユーティリティ制もありがたいです。
韓国代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-3-3です。
ソンフンミンとファンヒチャンがサイドを切り裂き、切り返しやクロスから得点を決めるパターンが得意。
フィジカルが強く、球際で当たり負けしない強みを持っています。
元Jリーガーも多く選出されているので、日本人からもなじみ深いチームといえるでしょう。
▼代表メンバー攻守の要がゲームを作る
韓国代表には、攻撃にソンフンミンとファンヒチャン、守備にキムミンジェといった要の存在がいます。
ソンフンミンは言わずと知れたウイングであり、アジア人初のプレミアリーグ得点王。ファンヒチャンはハーランド・南野と高連携を見せたことで名をあげたウイングの選手です。
キムミンジェはまだ世界的に名が知れ渡っているわけではないですが、今シーズンからナポリに所属しクリバリの穴をしっかりと埋めています。
フィジカルの強さで相手を弾き飛ばし、前にボールも運べるCBです。また、ムードメーカーでもあるようなので、チームにとって欠かせない存在でしょう。
キーマンはソンフンミン
現在のアジア最高のプレイヤーであるソンフンミン。
サイドからの仕掛けと切り返しからのシュートは相手にとって脅威です。
鋭いカウンターも魅力の一つで、下がりながらのディフェンスで彼を止めるのは困難でしょう。
韓国はワールドカップで中盤の組み立てをすることは難しそうなので、ソンフンミンがボールを引き出せるかが勝負のカギになりそうです。
ポルトガル代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-2-3-1です。
前線の4人の攻撃力は世界屈指。特に両サイドのBシルバとレオンは突破力がすさまじいです。
クリスティアーノロナウドを擁しながらタイトルが取れないといわれていましたが、2016年のユーロを獲得すると新設のネーションズリーグでも初代王者となりました。
▼代表メンバーCロナが不安分子にならないか
ポルトガルにとってクリスティアーノロナウドの存在は大きすぎるため、扱いが難しいところがあります。
最近クラブレベルではうまくいかないことが多く、不安分子化してしまっているという声も漏れ聞こえてきているため心配です。
但し、同クラブにおいても同郷のダロトはCロナ側だといわれるなどポルトガル内での求心力は失われていないようなので、キャプテンらしくまとめあげる姿を期待しましょう。
キーマンはカンセロ
カンセロは所属クラブであるマンチェスターシティやポルトガル代表どちらでも、攻守で重要なタスクを握っています。
攻撃時はサイドバックながら中に入り、ボールのつなぎ役やサイド突破を状況により使い分けて行う攻撃の起点です。
守備時は若干対人に難がありますが、素早い切り替えと素早い出足で刈り取ります。
カンセロロールという言葉が生まれ、ロールモデルにされる点からも彼の重要度が分かりますね。
ガーナ代表メンバーと基本フォーメーション
基本フォーメーションは、4-2-3-1です。
トーマスの身体能力を生かした守備と縦への推進力を起点として攻撃を組み立てます。
アフリカ予選ではアウェーゴール差でギリギリ出場権を勝ち取りました。
▼代表メンバードイツのシステマを落とし込む
ガーナは高い身体能力を生かした、力強い攻撃力が魅力です。
しかし、身体能力に頼りすぎて組織的な動きはできておらず相手のパスワークについていけない場面も…
ネーションズリーグの予選敗退をきっかけに監督交代をし、ドイツで指導者キャリアをスタートしたアッドが監督に。
ドイツ仕込みのシステマチックな戦術を落とし込めるかが、本大会で活躍できるかのカギになるでしょう。
キーマンはトーマス
トーマスは身体能力を生かした強度の高い守備が魅力の選手。
好調のアーセナルを支える選手の一人で、替えの利かない唯一無二の存在。彼の存在があるからこそ、今シーズンはジャカがより前のポジションでプレイできるようになりました。
相手からボールを取るだけではなく、そこから攻撃の起点にもなれる選手でキープ力が非常に高いです。